勝つためにスマブラをしていないという話
事の発端
SCR2018が開催されたアメリカオンタリオから日本への帰国途中。
オンタリオ→ロサンゼルス→シアトルと移動し次の飛行機までの時間を潰しているときにふと最近全く見ていなかった質問箱の存在を思い出し閲覧するとこんな質問が
これだけでは事の経緯を知らない人には???となると思うので説明すると
LYCはSCR2018に参加するためにアメリカへ向かう前の2日間、たけらさんの家にお邪魔し修行をさせていただいていました。(要するにたけら宅オフに参加していた)
参加者の皆さんが帰宅した後、たけらさんが「せっかくだし配信やりますか!」ということでこんな感じの配信をやらせていただきました。楽しかったです!
が、質問者さんはこの配信を見て「なんやこいつクソ雑魚で全試合負けてるのにへらへらしやがってムカつくわ」と思い投稿に至ったのでしょう。
LYC宅に来てくださったり、しょっちゅうオフで対戦してくださっている人はご存知かとは思いますが、LYCは常にあんな感じです。
そろそろスマブラオフ行き始めて1年が経とうとしていますが、初めて言われたことで結構衝撃でした。
この質問を受けて
この質問を見て真っ先にLYCが思ったことは
「え、負けた時って神妙な面持ちしないとだめだったの?」
という疑問でした。
負けた時に笑ったらだめ。対戦中喋ったらだめ。真剣な面持ちでプレイしないとだめ。
私にはよくわかりませんでした。
自分の中ではそもそもゲームは面白いからやるもの
=プレイしてるだけで自然と笑顔になるもの
なのです。
対戦ゲームは勝てたら楽しい。
負けたとしても相手が上手ければ面白い。自分がミスしちゃったなら「あ~下手こいた~」で面白い。(大会では流石に落ち込む)
普通にやってたらどう転んでも面白いので自分には
笑顔にならない理由がわからなかったのです。
しかし、この質問をきっかけにいままでぼんやりしていた自分の中のスマブラ観についてしっかりと考えてみる機会ができました。
なぜLYCがスマブラをプレイするのか
結論としては
「(ダックハントを動かしてるのが)面白いから」
そして
「ただ単に人とゲームをするのが好きだから」
なんだなと。
「ダックハントを動かしてるのが面白いから」
恐らく多くの人は
スマブラで強くなりたい!
→強くなるために練習するぞ!
→前勝てなかった人に勝てるようになった!大会でも結果残せた!
→嬉しい!楽しい!
という「楽しむために努力して勝利する」プロセスを経ていると思われます。
勝てると嬉しい。もっと勝ちたい。だから練習をする。
…が、自分の場合はそうではなかったのです。
つまり
ダックハント動かすの楽しい!
→試行錯誤していろんな動かし方を身に着けるの楽しい。ついでにやっちゃダメなことはやめるようにしよう
→前より良い動かし方出来てる!ダックハントおもしろ~
→強くなってて前よりも勝てる
という「プレイすること自体が楽しくて、副産物として勝利している」というプロセスなのです。
もちろん自分のリプレイや上位層の動画を見て研究もしたりします。
ただ、その行為も面白いからやるのです。
また、多くの人は勝敗で楽しさが大きく変わると思われます。
ツイッターを眺めていても
「〇〇強すぎてつまらない。クソ。」
「スマメイト勝てない。しんどい」
という投稿をしょっちゅう見かけます
上位勢のブログを拝見しても勝てない自分に対してマイナスの感情をぶつけている人も多いです。
が、自分の場合はダックハントを動かしているだけで面白い。
ベヨネッタに即死されても面白い。
40%のダックハントが190%超えのルカリオの空後で端から端まで飛んでも面白い。
当然スマメイトでレート-100したり大会で負けると悔しいですし、煽られたり悪口書かれると傷つきます。操作ミスで大きな試合を落とすと当然落ち込むこともあります。
が、基本勝ち負けに関わらずプレイしているだけで面白いのです。
悔しさや後悔といったマイナス感情も時には抱えますが根底には必ず面白さがあります。
決してマイナス感情と面白いという感情は共存できないものではありません。
勝ったら嬉しい
けど勝ったら楽しい訳ではない。
自分の中では当たり前だと思っていたのですが、そうでない人も結構いることに気が付きました。
「ただ単に人とゲームをするのが好きだから」
記憶の限りではLYCは2歳の時にGB版星のカービィをプレイしてゲームを触り始めたのですが、自分の中でゲームとは常に「人と一緒にやるもの」でした。
LYCには6歳離れた姉がいるため、2歳の時点で家にゲーム機が存在し、遊ぶときは常に姉と一緒に遊んでいました。
一緒に遊ぶと言っても二人プレイではなく、一人プレイしているのを横で見て突っ込んだりアドバイスするという形です。
高校卒業までは家で一日にプレイしていい時間が決まっていた、少しでも満足度を上げるためにお互いのゲームプレイを見るという理由でした。
RPGなんかは
LYCがプレイ→一日に遊んで良い時間を過ぎたので姉に引き継いで後ろで見る
なんてことも日常茶飯事
幼稚園~高校の間も学校帰りに家に集まってワイワイ友達と遊ぶことが楽しみでしたし、一人用ゲームでも休み時間に友達とそのゲームの話で盛り上がることで実質複数人で一緒に遊ぶような感覚を得ていました。
つまるところ誰かと一緒にゲームで遊ぶ事自体に楽しさを見出しているのです
なので勝ち負けにかかわらず誰かと一緒にスマブラをプレイしているだけで楽しい。
(逆に言えば自分と全く波長が合わない人とプレイするのは全く楽しくない)
LYC宅に来たことがある人はわかるのですがLYC宅では毎回お菓子を用意しています。
これは「お菓子を食べながらするゲームは最高に面白いから」という自分考えからです。
つまり宅オフも「強くなりたい」ではなく「みんなで楽しい時間を過ごしたい」から開いていたということですね(もちろん強くなりたいですが大前提として楽しむ必要がある)
だからマグマバースト・ヨースター島タイマンの様な謎ルールが受け入れられているのでしょう。
対戦中のリアクションに関して
結局の所